川口市(鳩ヶ谷)で楽しくピアノ・エレクトーンが学べるお教室、グリーンライト音楽教室主宰 清水南妃(シミズナミキ)です。
昨日のベルギー在住の末次先生のワークショップの続きです。
(ワークショップのお話はここをぽち)
今日はそこで出会った古楽器のお話を・・・
画像満載なので、表示が遅いはずですのでゆっくりと待ってくださいね。
古楽器は中古じゃないですよ〜。笑
古い時代の楽器。ピアノの前身と考えた方がわかりやすいかしら?
(パイプオルガンやチェンバロはもちろん今も現役の楽器ですが)
バッハアカデミーさんにはパイプオルガン・チェンバロ・クラヴィコードがありました。
パイプオルガンはわかる方が多いですよね。
大きなホールのだいたいどどーんと前面にある美しい様式美を誇るクラシックオルガンです。
これはお家用なので、こじんまり・・・(でも相当大きいけどね)
昔のエレクトーンは木製だったので、フルベースだとこんな感じで「おおお!」と感動したもんです。
ただ、違うのはエレクトーンは少し扇状になっていたかな?
はっ、まずい!電子オルガン紹介みたいになってるっ!汗
チェンバロは名前くらいは聞いたことある方が多い?
私はエレクトーンでチェンバロの音を多用する割には、今回初めてのご対面でした。
で、思っていたより音が大きい!びっくり!
末次先生によるとそのチェンバロのタイプ(フランス?イタリア?)によっても違うようです。ほほう。なるほど〜。
ピアノの調律をまじかで見た人はわかるかな?
弦が細いんです。繊細です。
最後はクラヴィコード
クラヴィコード、1番欲しくなりましたね〜。
音は小さくて繊細なのですが、鳴らすことを体が覚えたら、またなんか違う扉が見えてきそうな感じでした。
どの楽器も発音の構造が違います。
ーパイプオルガンー
パイプに空気を送り込んで、音を鳴らしているので、空気が送り込まれている間は鳴り続ける。
持続音。
強弱はつかない
ーチェンバロー
ギターのように弦をはじくので、減衰音。
強弱はつかない
ークラヴィコードー
ピアノの前身だけあって、発音の構造は同じ。
弦を金属の突起で叩く、押し上げる。(金属か?ハンマーか?の違いだね)
鍵盤のタッチでビブラートがかかったり、少しコントロールがきく。
バッハ様、教会の音楽を多く作られていますので、使われたと思うのはパイプとチェンバロが多いのではないかと。
クラヴィコードはモーツァルトも持っていたそうで・・・
ん〜〜〜、ってことはさ、今のピアノみたいに強弱なんて大きくつかなかったし、もっともっとタッチも軽い。
装飾音なんてラックラクですよ〜。笑
でもね、強弱がつかない楽器で「音楽的に」演奏していたわけでしょ?
ってことがきっと私たちピアノの先生の大きなお題、課題。
今のバッハ様の楽譜として私たちが普通に手に入れられるものは、ピアノ(弱く)フォルテ(強く)も当たり前に書いてあります。
で〜も〜・・・
この時代にはそんな大きく音の幅が取れたのかしら?
とかね・・・
じゃ「バッハ様はこう弾かないと」ってピアノでやること自体がちょい違うんじゃないのか?・・・とかね?笑
たくさんの疑問が湧いて出てくるんですよっ。
エレクトーンでオルガンの音にしてやった方がよっぽど勉強になる部分があるんじゃないかな?とかね〜?笑
(これ以上書くと怒られるかしら?先生方に・・・苦笑)
私はそもそもバッハ様とお友達にはなっていません。
今回のワークショップで違う次元の扉を開けたばかり。
カルチャーショックくらいの衝撃がありました。
そもそもバッハ様は可愛い息子くんを鍛えるために曲を書いたと言われていますが、ピアノを使用楽器としては楽譜を書いてはいない。
うふふ。それをピアノ弾く。
そらあ、ピアノで弾くのは難しいよねえ・・・
まだまだ自分の中に今回のワークショップ全部を落とし込むところまでは行きませんが、少しずつレッスンに活かせるようにして行きたい。
そして自分の中にもバッハ様とお友達になりたいっ!という気持ちがムクムクしてきています。
(でも、まだ帰ってきてからバッハ様、弾いてないけどねー)
音楽はとても壮大で、歴史で、文化で、お互いが違う環境で育ち、分かち合っていくもんなんだな〜って・・・
あー・・・一生かかってもちびっとしか知り得ることはできないんだなあ〜でかいな〜と感じた、今回のワークショップでした。
画一的なバッハ様を教えたくない方は1回受けられると、全く別方向からせめられる感じでそっち側の目が開きます。
(書いていること伝わるかしら?)
一緒にワークショップを受けたちひろ先生も違う目線でブログを書いていらっしぃます>>>こちら
末次先生も書いていらっしゃいますよ>>>こちら