練習って何でするんでしょうね?

川口市(旧鳩ヶ谷)桜町でピアノ・エレクトーンの個人教室をしています、グリーンライトピアノ・エレクトーン教室の清水南妃です

世の中が動き出し、コロナ疲れが顕著になってきたなあ〜と思う今日この頃。

そんな私も8月後半は魂抜けたようになって、若干抜け殻になっていました。

大人たちも疲れていますよね・・・

子供たちもボーッとしている子が多めです。

目まぐるしく変わる日々、前と同じようにいかない生活。

疲れないわけがない!!!

ってことで、気持ちがボヨ〜んとしている時には流れに身を任せるのもいいじゃないか〜と・・・

で、こんな時に浮上してくるのは「練習しないんです」問題。

まあ、いつでも常に誰かしら1.2人はそんな感じの子がいます。

理想はね、確かにコンスタントに練習して・・・ってなりますけれどね〜

子供たちも生き物ですし、感情がまだうまく言葉で表せない年頃ですし、それを切り替えてなんていうのも難しいお年頃のちびっこさんがたくさんですから。

ある意味「チビッコの気持ちが乗らなかったら練習しないなんて当たり前!」です。

じゃ、どうやったら練習するんだ?って話なんですけどね。

そもそも3年生後半くらいになるまで「練習の意味」がいまいち分かっていない子も多いのがうちのお教室の現状。

学校の宿題はやっているんですけど〜・・・

他の塾や英語の宿題はやっているんですけれど、ピアノは〜・・・

って保護者さんからよく聞きます。

はてさて、学校の宿題の意味が分かってやっている子、塾や英語の宿題の意味を分かってやっている子はたぶんいないと思います。

じゃ、なぜやるのか?

ふふふ・・・

そこにはお友達がいて、やってないと恥ずかしいからがトップだと思いますよ?

うちの生徒ちゃんに聞いても「学校の宿題はやるに決まっている!」と6年生でも高らかに言いますので。笑

じゃ、なぜピアノはやらん?と尋ねると、モゴモゴしながら「だって宿題が先って言われた」とか「時間がなかった」とか、挙げ句の果てには「宿題じゃないもん!」とか〜、笑える答えが帰ってきます。

高学年ピアノ女子たちに聞いても「ピアノの練習の意味」を明確に答えられる子はほぼいないですね〜

そんなもんなんです。

ここでガックリきているお母さんたちが見えるようですが、ご自身だって幼少期、そんな練習熱心ではなかったでしょう?笑

私は弾くのが好きで毎日弾いていましたが、学校の宿題は忘れん坊だったし、宿題はおろか教科書も忘れたし、果ては学校帰りに遊びに行っちゃってランドセルをどこかに放置しちゃったりしてましたよ?ワハハ。

鬼のように母が怒っていましたけれど、当時は何でそんなに怒るんだろうって思っていました。(この発言は全国のお母さんを敵に回すかな?ごめんなさい)

だからね、弾くのが好きで弾いていた記憶はありますが、練習課題を弾いていた記憶があまりないんですよ。
ようは苦労して弾いた記憶がない。
苦労し始めたのは、中高になってから。

練習の意味はね、ホントは「この曲弾けるようになりたいから」なんです

でも、幼い子にそれはちょっと難しい。

だからご褒美と習慣性がいるんです。

保護者さんたちの「うまくなったね〜」「すごいね〜もうこんなに弾けるようになったの?」という褒め言葉。
(ちなみに私は両親から褒めたれた記憶がゼロです。その代わり、絶対的に信頼していた恩師がたくさん褒めて大切に育ててくれました)

子供は褒められることが大好きです。

大人も褒められると俄然やる気になります。

そしてね、習慣性。

朝の学校行く前の時間。

帰ってから、寝るまでの忙しい中で練習時間を確保すること、そしてサボると絶対に復帰するのが大変なので(これはピアノの先生、全員が身を以て知っている。)嫌な時でもピアノの蓋くらいは開けて、1回は弾く。

この際、お母さんが怒らないことが大切なんだけれど・・・まあ、難しいのかな?

怒っていると練習が嫌いがピアノ嫌いになり、音楽全部が嫌いになっちゃったりします。

練習嫌いはピアノ嫌いとは違いますからね。

そこを分けて考えないとループにはまります

2月のグリフェスでもお話しましたし、このブログでも何回かお話ししましたが、うちの10年7年5年継続の生徒ちゃんたちの中で、小学校チビッコ時代「毎日コンスタントに練習している子」は片手で数えられます。

親子でバトルしながらも続けていたから、あの演奏ができるようになるんです。

みんなの心を奪った演奏は、数年ではできるようにならないことを先生たちはよーく知っているから、どんなポヨポヨな時でも継続をすすめるんです。

変な言い方かもしれませんが、続けていれば弾けるようになると言っても過言ではないからね。

どこで子供達のエンジンがかかるか?は、先生たち何となくはつかんでいますが、はっきりはわかりません。

でも、エンジンがかかった瞬間ははっきりわかるので、そこでどどんと畳み掛けるように今までの分を取り戻します。(取り戻すように努力しています)

基本的にうちの生徒ちゃんたちは「自分の曲は自分で弾く」は理解していきますのでね。

まあ、行動にうつせるか?はその時の子供の心理状態やご家庭の環境やら、学校でのその子のポジションだったりと、多種多様なものが絡んでいますのでね〜

一概には言えません。

子供の数だけパターンが違うんです。

それに最後まで寄り添って行くのが、私たち講師です。

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