MacBook Proでリモート合唱を作るとどうなる?

川口市桜町(旧鳩ヶ谷)で楽しいピアノ・エレクトーンレッスンをしております、グリーンライトピアノ・エレクトーン教室の清水南妃(しみずなみき)です。

今日はめっちゃヲタク的なブログですので・・・

そして、これが役に立つのか?と問われれば、どうなんだろう???と言うような内容ですね〜。笑

まあ、やってみたいなとか興味のある方以外には謎の投稿となります。えへへ。

2020年、オンライン化を余儀なくされ、みんなで歌うこともできず、アンサンブルもできずと言う音楽界瀕死の状態で「リモート合奏」「リモート合唱」なる技を世間一般に広めてくださった方々の教えに従って、私も2度ほどリモート合唱作ってみました!

リモート合唱、こんな感じです。

これは先日書いた、しょうこ先生へのありがとうの気持ちを形にしたかったから作ったリモート合唱>>>笑顔のたねを歌おうプロジェクト

なにぶん、ヲタクなだけで素人さんですので、作りが甘いとか〜途中でココ手を抜いたな〜とかこんなめんどくさい手順でやってんのかよ〜的なツッコミあるかと思いますが、忘備録を含めて書いていきます。

1.使用機種と使用アプリ

MacBook Pro2017 
プロセッサ(脳みそ)3.5 GHz デュアルコアIntel Core i7 
メモリ(作業机) 8 GB

知っている人はこの環境ですでに「これでリモート合唱とか固まるじゃん!」と思いますね?そうですよね?無謀ですよね?

ええ・・・おっしゃる通り、音声はなんとかなりますが、動画に関しては動きが正しく表示されないので、耳で全ての声を合わせると言う音楽人ならではの暴挙に出ています。

使用アプリ

音声と動画を切り分けるのにMacデフォルトのQuickTimeplayer使用(勝手にそれが立ち上がって何気に便利だからw)

音声つなげるのにMacデフォルトのGarageBand使うか?FilmoraX使うか?悩みましたが、その時点で目に入ったのがFilmoraXだったので、それ使いました。

大丈夫。結構行き当たりばったりです。人生も同じです。

2.下ごしらえ

まずは全員の動画をみて、動きと音声をチェックします。
使えそうな美味しい部分はメモ書きです!

歌に合わせてのリアクション取ってくれた方には、ホントトロフィーあげたいくらい美味しいです。

3分の動画でしたら、単純に3分×人数分なので時間を計算しながらやった方がいいですよ〜

3分×30人=90分=1時間半 ですが、だいたい2回は平均見ます。
(美味しいところ探しでねw)

まあ、私、3時間くらいならぶっとうしで見ても大丈夫な人なので。笑

終わりましたら、音声のみを抽出します。

これはMacデフォのQuickTimeplayerというアプリから「ファイル→書き出し→音声のみ」で書き出します。

この音声のみのmp3は動画と同じフォルダに入れておきましょう。

私はよく忘れますが、全て同じフォルダに入れておき、それから編集ソフトに突っ込まないと色々とあとでめんどくさいことになります。

これ、下ごしらえではとても大切。

全員分終わったら、お茶を飲みましょう。(もしくは早く寝ましょう)

3.さてと、いよいよ音声を合わせます

GarageBandでもFilmoraXでも大した差はないと思いますが、ぶっちゃけ「元となる伴奏を同じにすればなんとかなる!」です。

そして録音の時に同じような媒体(デバイス)で撮ることです。

じゃないとびっみょ〜〜〜にズレますw
このびっみょ〜なズレが気持ち悪いんですよね〜。編集しているといやってほど聞くので。苦笑

逆にズレなければ、なんとかなるんですよ〜。

出だしの頭揃えりゃ全部揃いますので。笑

これは私のやり方なので、万人の方に当てはまるわけではないと思いますが・・・

音声の波形もみますが、基本「耳」で合わせています。
ちょっと先、ちょっと後みたいなコンマ何秒のズレは全て耳で合わせています。

この時、他の歌声はオフにして伴奏に合わせることをオススメします。

当たり前のこんこんちきですが、人の声は揺らぎがあってそれが味です。

なので、伴奏に合わせた方が「合っているの?」と自分の気持ちが揺らがなくて安心できます。

そして5人くらい伴奏に合わせてセットできたら、全ての歌声をオンにして確かめると良いかと思われます〜。(結構、ここ感動ポイントです!)

私はFilmoraXで合わせましたので、音声を全てメディアに入れて1つ1つ重ねてていきました。

GarageBandでも作業的には1つ1つ合わせる感じでしょう。
(軽くしか使ったことないもので。間違っていたらごめんなさい)

これね、あまり聴き込んでいると脳みそが解けますので、定期的な休憩を取ることをオススメいたします。

全部、カシッと合わさった音声を一番に聞けるのは、編集しているその人だけです!

鳥肌が立つほど感動しますので、それをエサに頑張りましょう。

合わさったら、mp3ファイルに書き出し、元の動画・音声が入ったフォルダにしっかり入れてから作業をおしまいにします。

忘れちゃって、どこいったかわかんないとか悲惨です・・・

4.コマ割りってどうするの?(分割表示)

まずは全員の動画を見た時に取ったメモを見ながら、リモート合唱のコマ割りを大まかに決めていきます。

最初から全員全てを入れ込むのか?

徐々に増やしていくのか?

FilmoraXは自在ですが、30分割とかいう項目があるわけではないので、自分のやりたい構成とFilmoraXの「分割表示」のコマ割り数は確認してから、構成を考えます。

例えば・・

ここで8人入れ込みたいけれど、デフォルト枠は6人までしかありません。

なので、4人を2枠作って、それを2枠分割の中にそれぞれ入れ込むってことをやっています。

4+4=8ですね!ブラボー入りました!

またその8人入っている枠を4つ作って、4分割の中に入れて重ねれば

8+8+8+8=32

となり、32人が入れ込めるって算段になります。

ヘッヘッヘ。やる気をなくした人が見えますね。ええ、めっちゃめんどくさいですよ。笑

デフォルトの6枠を使って4枠に入れ込むなら、24人入りますね〜。

この作業がめんどくさくないのがヲタクです。(言い切る)

5.動画を合わせていく(リモート動画編集)

さあ、最大難関の「歌っている動画を合わせる作業」でっす。

もちろんハイスペック(脳みそサイコー・作業机は海のように大きい)マシンならなんら問題なくできますけどね。

大概のパソコンがここで音を上げると思います・・・

ちなみに私の愛しのMacちゃんは動画を縦に5つ積み上げた(重ねた)時点で動きがスローになっております。

だいたい30人分くらいのものを作りましたので、30人積み上げたものは表示が全く当てにならないほどひどいですねww

うっかりAppleのサイトでパソコンをポチりそうになります。

そんな状態で、どうやって動画を重ねていくか・・・

まあ〜ぶっちゃけ「耳」なんですけど。笑
(またかよって話ですが)

かなり細かい作業を繰り返し繰り返し行うので、眠い時やざわざわしている時にはミスが多発します。

1つのミスが結構大怪我になっちゃうこともあるので、心静かな時に行うことを推奨いたします(自分の経験談より)

Filmoraのメディアに同じファイルから「音声のみ全て合わせたもの」「元動画」「全ての音声のみ」を入れましょう。

それを構成に基づいて、合わせていきます。

私は、音声のみ全て合わせたものと、伴奏動画と音声、それに動画の音声を構成に合わせて切ったり貼ったり、ずらしたりしてつないでいきます。

Filmoraの書く動画・音声の左端に出ている、お目々と音声と鍵のマークのオンオフを必ず使うこと。

これをうまく使わないとズレたり、切った動画がいらんところに飛んでしまったりします。
(ええ。何度もやらかしましたとも!そんな時はポチポチしないで、⌘+Zで1つ前の作業に戻ると泣かなくてすみます)

スペック的に画面を見て合わせるのは不可能です。(言い切り!)

なので、ありとあらゆる方法でお耳を駆使して合わせていきます。

先ほどコマ割りのところで書いた4人×2の8人分合わせるのは、伴奏とひとりひとりの動画を音声をオンにして重ねます。

4人分を書き出し(mp4)2個作り、今度は2枠のところに入れて音声を合わせて、最後に伴奏と1人の音声のみにして書き出します。(全体で合わせる時に全ての音声をオフにしちゃうと大変になるので)

全体の音声のみに重ねる時にはその中の1人だけ音声が出るように調節して、それを全体の音声と合わせていきます。

ね?アホでしょ?笑
もちろんある程度、音声の波形は見ていますが、動画が一緒に再生されないので(私のMacのスペックでは無理です)声が合えば動画も合いますので、それにかけます。笑

まあ、慣れればどーってことないですよ。うん。たぶん。あはは。

動画を横につないでいくのは、私のMacちゃんは問題ないです。

発表会動画(2時間以上)でもこなせます。

ただ、同時にっていうのは無理がありますね。

だから、YouTuberさんたちは100万のMacとか買っちゃうんですよ〜
よっくわかります!高くないです。動画編集するにはハイスペックです!

最終的に、動画と音声が合っているか?は書き出して確認しています。

書き出せば(mp4)難なく見られますので・・・

年に数回やるか?やらないか?のリモート動画・合奏の編集のために100万のMacは流石に買えません。買いません。

MacBook Pro、とっても気に入っているしね〜
新しいM1搭載のMacBook Proは欲しいけれどね〜ね〜ね〜(え?

すごい膨大な作業を繰り返しているように感じますが、結局は同じ作業を繰り返していくので慣れちゃえばイケるんじゃんと個人的には思っています。笑

ええ。あくまでも超個人的な感想です。

6.最後に・・・

普通の動画編集より確かにテクも必要だし、そもそもパソコンのスペックがものをいう感じがぷんぷんするので万人にオススメではありませんが・・・

ごくごく当たり前に普通の動画編集される方にはできる作業だと思うし、私よりもっと効率良い作業ができる方法もあるんだと思います。

高ハイスペック、アプリもプロ使用使えばできることは広がります。

私は今持っているもので、どこまでできるか?なので・・・

オンラインを余儀なくされ、その中で足掻いてもがいて、そして素晴らしいリモート動画をいち早く作って見せてくれた「新日本フィル」の方々に御礼申し上げ、動画をご紹介させてください。

たくさんの勇気をもらいました。

まだ音が割れているところから、どんどん進化していくのに涙していました。

最終的に・・・これですよ!凄すぎます!

音楽界に幸あれ!

ヲタクに幸あれ!

一応、普通にピアノ・エレクトーン教室の先生で生徒も募集しております笑>>>体験レッスンとお問い合わせ