川口市のエレクトーン・ピアノ教室のグリーンライト音楽教室の清水南妃です。
どうしてもテキストだけでは飽きちゃう子はいっぱいいます。
私自身、テキストより自分の好きな曲弾いていた子供時代だったので、なるべくなら「やりたい曲」をやらせてあげたいなあと思いますよ。
ただ・・・
そればっかりだと偏っちゃうので「先生とのお約束」は守ってもらいますけどね。
そんなお約束を守りながら、時に破りながら(笑)小4ピアノ男子が頑張りました!
年長さんで入会した当時から優しい音が出せるピアノ男子。
昨年のグリフェスではエレクトーンでコナンに挑戦し、ピアノもジャズの曲を弾いたうちのピアノ男子チームを牽引する存在。
本人にそんな気は毛頭ない気がするけれど・・・そんな存在です。笑
基礎練習は好きじゃなくて、たくさん弾きたい曲があって、そこにたどり着くにはどうしてもテクニック(基礎練習)するしかなくて・・・と葛藤中。
私にいつも「がんばれ」と言われています。
冬休みに行ったユニバーサルでハリーポッターに目覚め、1月のレッスンで「弾きたい!」と。
先生とのお約束は「ハノンとテキストをサボらないこと」でした。
基礎練習好きじゃなくても、この先気持ちよくピアノを弾いていくためには絶対的に必要なもの。
なのでね、ここは踏ん張って「自分でやる」と気持ちを向けて欲しいところです。
さて、この曲「ハリーポッター」
音はシンプルですが、意外と弾きずらい。
「ん?この音で合ってんの?」的な、基礎練習には出てこない和音(コード)が連続しています。
音が流れている時にはわからないけれど、ひとたび止まると「合っているのか?間違っているのか?」がその1音だけだとよくわかりません。
ピアノ男子もそこにすごく苦労していました。
「合ってるの?」とレッスンで何回言ったか・・・耳が良い子なんですが・・・
そしてなみき先生の容赦ない「音を聞け」という返し。笑
当たり前ですが楽譜も読めるし、音もよく聞こえる子なので、基本わかるはずなのです。
そのくらいでも不安になるレベルのハリーポッター・・・
私はこの曲、ピアノでもエレクトーンでも弾きましたが(完成はしてない。そんな曲ばかり)音取りの段階では「え?これは正解?」ってやっていましたからね〜。
なかなか手こずる曲です。
加えて「初ペダル」(おめでとうー!)
音を切らないでペダルを踏みかえることに四苦八苦。
このペダルの踏みかえを教えるのに、私は「私の足の上に生徒ちゃんの足を乗せる」ことをします。
どんな風に踏み替えているのか?スピード、感触をつかんでもらうには一番体感してもらいやすい。
みんな、私が「足のせて」っていうと「え?」とひるみますがね・・・笑
将来、私の存在なんてふんずけて育って欲しいから、遠慮せずにね。笑
これやると「えーーー!そんなに踏めない。なにそれ。速い!」とびっくりします。
見ているのと、感じるのでは天と地ほども違うからね。
よく聞くと分かりますが、踏んでいるところと切っているところ、その瞬間だけ踏んでいるところがあります。
ふふふ・・・初回から高度なことを要求してしまった。
そんな四苦八苦をして、やっと完成したハリーポッターです。
彼のレパートリーの1つになると良いなと思っています。