川口市(鳩ヶ谷)でピアノ・エレクトーンを楽しく学べるお教室、グリーンライト音楽教室主宰 清水南妃です。
西日本が雨で大変なことに・・・
どうかどうか雨がおさまりますよう・・・
今日は吹奏楽部(吹部)のお話。
小さい頃から音楽をやっていて吹奏楽部に憧れるな、とは言えないですよね〜。
今は中学の吹奏楽部が小学校に出向いて演奏を聞かせてくれることもあり、大人が思っているより身近にあるのではないかな?
キラキラした大きな楽器。
合奏より迫力のある音。
お姉さんお兄さんが格好良く吹いている。
もうこれだけで憧れちゃう要素は満載で、中学に入って「吹奏楽部に入りたい!」と思うのは仕方ないかな〜って私は思っています。
特に音楽的な下地がある子たちはね、楽譜読むのだって楽々だし、楽器は初めて触るんであってもやはり音楽に関わってない子たちとは違うと思いますよ。
それに、うちのお教室の子はエレクトーンを小さい頃から聞いて触って育っているので、よりその音は身近ですもんね。
講師的にも「たくさんの楽器を知ること」や「大勢で1つの音楽作り出すこと」はぜひぜひ経験して欲しいところ。
ピアノの子は当たり前ですが「ソロ」(一人で弾く)ことがとても多い。ってか、ほとんどソロです。練習曲もソロだし、有名な曲もソロ。
エレクトーンはね、基本「リズムと合わせる」という、ピアノでいう「常時メトロノームが鳴っている」状態で練習することが多いので、合わせることが上手くなります。
なので、演奏自体は派手だけどエレクトーンの子は人の演奏を聞き合わせるのうまいです。
ピアノの子たちは意識して「合わせる」ことを増やさないと独りよがりの演奏になっちゃいますね・・・
リズム感もたくさんのバリエーションのリズムを聞いているエレクトーン出身と「1234」のテンポの中で育ったピアノ出身とでは高学年になると雲泥の差がついちゃいます。
なので、私が音楽的に幅広く育てたいならエレクトーンを!と推すのです。
なのでね、吹奏楽部はそういう意味ではいいと思います。
自分ができればいいって話じゃないし、逆に他の人の演奏にあわせられなきゃいくら上手くても「けっ」って感じだしね。笑
問題は「部活の日数の多さ」と「本番の多さ」ではないかな?
本番が多いので、いつもせいているような感じで生徒間のトラブルも多いし・・・
吹部の中学生から話を聞いていると、どんどん本番がきてどんどん曲をやるのは当たり前なので、本当に仕上がりまでいけているのかな?と不思議になります。
それでもね「音がピタッと合って、うわあああってなるときがあるんです」と話を聞くと、心からよかったね〜!!!って思いますよ。
長い人生、そうそうそんな体験できませんからね〜。
そりゃね、うちのお教室サイドの目から見れば「吹部かー・・・中学でのピアノ(エレクトーン)でやらせたいことは諦めよう」とはなります。
だって、部活キツイし、それ以上負荷をかけたら辞めちゃいそうだしね。苦笑
本人のやりたいことをやっている状態となりますね。
(好きそうな簡単な曲を渡す)
それでも、私は中学では「自分の好きな部活に入れ」って話をします。
メリットデメリット、両方話しておきますよ。
でも、判断するのはあなただからと。
その時の判断が間違っているとか合っているとか、そんなのがわかるのは死ぬ時だよと。笑
そしてね、何も吹奏楽部があるのは中学だけじゃない、高校もあるんだよ?とそういう話もします。
まだね、脳内の選択肢が少ないんですよ、中学生。
そして入学してすぐ、とても短期間に部活を決めないとダメなのでアワアワして「これでいっか」になります。
だからね「情報」として話しておきます。
その上で見に行って、やりたいという気持ちになれば、それは応援しますよ〜!もちろん!
(ブラック部活は大嫌いだけどね、うちの生徒ちゃんは大好きだからね)
現に今の中高生のほとんどは小中で金管クラブや吹奏楽部を経験しています。
見てる方も大変だし、やっている本人も大変だけど、でも得るものも大きいですね。
吹奏楽部に憧れるなとは言いません。
でも、入った現実をある程度知って(まあ、入りたい!ってなると中々その現実が見えなくなっちゃうんだけどね)それでもって思ったら全力でやればいいです。
ダメそうだったら辞めればいい話なんですよ。部活だもん。
内申点が・・・とかよく聞きますが、鼻で笑っちゃいます。
10点も20点も引かれるわけじゃあるまいし、学校の先生がよくいう「同じ点数の時、どっちを取るかってなったら部活やめてない方を取るよ」というものね〜同じ点数でって想定がそんなにあるのかよ?って笑っちゃいます。
もし部活を変えたとか辞めたことがどうしても気になるなら、他で内申点を稼げばいい話でしょう。
中学も高校も1回しか行かないんです。
自分の好きなことをやって欲しいな〜って私は思います。