川口市(鳩ヶ谷地域)でエレクトーン・ピアノを楽しく学べるお教室、グリーンライト音楽教室主宰、清水南妃です。
写真はうちの犬です。今日は音楽とは全く関係ないネタを・・・
もう何日めかもわからなくなった、このヘコタレル猛暑・・・
もちろんの事ながら、暑さにヘタレな南妃先生は溶けております。
(みつこ先生は元気です)
そんな中、7/18(水)のお昼頃、市内の防災放送で「茶色い大型犬が徘徊しています」と流れました。
レッスン準備したりと忙しかったので、ふ〜んと聞き流し、3時ごろ一息ついて「そういえば茶色の大型犬?大型犬って言ったよね?」と調べてみたら・・・
目と鼻の先の地域で「アメリカンピットブルが朝から所在不明」と書いてありました。
自分の目を疑い、読み直しました。え?と。
それぐらい日本では激レアな犬種。
私も2度くらいしかお目にかかったことありません。
しかもパピーくらいだったので、成犬は米軍の方が飼われていたどでかいコを金網越しにしかみた事ない。
キレやすさはトップクラスと言われる犬種。
(脳に何かない限り、犬は理由なくキレることはありません。基本辛抱強いのが犬です)
個体は柴犬がちょっと大きいくらいから、なんだろう?犬か?くらいまででかいコと大きさはバラエティに富んでいます。
大きさと同じように性格も本当に危ないコから可愛くてフレンドリーなコまで幅が広い犬種。
日本では馴染みがない分、きっとピットが逃げていることに関して危険性がいかほどかわからないだろうな〜と・・・
どうしたもんかな〜・・・とね、一番に思いました。
むやみに怖がらすのも好きじゃないけど、子供がきゃあきゃあなんてしたら命に関わる。
まあ、ピットじゃなくても柴犬サイズでも命に関わるのには変わりないんですけどね。
考えた末に保護者さんにはメールで「こんな犬種です。なるべく夜の外出は避けたほうが・・」という犬種特性を記載したメールは流しました。
まあ、普通に怖いですから。
友達が連れて行きたピットブルとはわけが違いますからね。
本日、お昼に埼玉県警のツイッターで「発見確保」と書いてあり、ホッとしました。
(発見確保って生きていた!って希望的な観測で私は取っちゃいましたが、どっちなんだろうな・・・)
数人の保護者さんに「もし出会っちゃったらどうしたらいいんでしょう?」と聞かれました。
距離も近いですからね、不安は当然でしょう。
正直、犬がこっちを注目してなければスルーしてくれるのを祈るだけですよね。
何もできません。それは今回のピットブルだけじゃなく、飼い主不在で歩いている犬、全てに言えます。
人だけなら無闇矢鱈に襲ってこないとは思いますよ。きゃあきゃあ言わなければ。
うちは大型犬2頭いるので、夜の排泄を兼ねた散歩をどーするかね?と言いながら二人で行きました。
昼間暑すぎて全く出せないので、出さないわけにも行かないし。
こういう時に困るのは、犬連れと子供達でしょう。
うちに大型犬がいて、両方とも私の厳しいトレーニングを受けて育っています。
むやみに吠えたり、子供だからと脅したりもしません。
彼らにとってうちに来る子供は守るべき存在、楽しい存在としてインプットしてあります。
小さい頃、たくさん公園に連れて行って「たくさんの子供と楽しい思い。なでなでして可愛がられる思い」をさせています。
それを活かすか?ダメにするか?は子供次第なんですよ。
扱いを全く知らない子がほとんどです。
ゲート越しだからときゃあきゃあしたり、大騒ぎしたりする子もいます。
「何してんだろ?」と犬に見られているのにも気がつかず・・・
ゲートがあるから、バンっ!とゲートや壁を叩いて威嚇する子もいます。
さすがにそこまですれば、滅多に吠えないうちの犬も吠えます。
いやあ〜習性を知らなすぎるなあと失笑しますね、階段の上から見てて。
汚いから触らない。
ヨダレたれる!
舐めた!かんだ!
毛がつく!汚い!と面白いほどあれこれ言います。
そんなこと言ってて、犬を撫でようとしたって撫でさせてくれるわけがありません。
そりゃ、そんな状態の子供たちが飼い主がいない知らない犬に出会ったら「きゃー」って逃げるんでしょう。
それは「わーい!追いかけて〜!」ってサインなんですけどね?
犬は間違いなく、追いかけてまとわりつき、怖がったりしたら食いつきます。習性ですから。本能の部分です。
そういうの知った方がいいです。知識としてだけでも。
教えておいたほうがいいです。
犬が嫌がることをしないではなく、もうちょい具体的にね。
そしてね、向かい合える子は向かい合った方がいい。
それは実体験に基づいた経験と知識になります。
ちなみに、きゃあきゃあ言う子たち。
ゲートを開けただけで必死に逃げようとします。
犬が寄っていってもいないのに・・・
それだけ「未知の動物」もしくは「前に噛まれた経験がある犬」として怖いんです。
ちゃんと付き合い方を知れば怖くないんだけどね。
子供といえど、動物です。
動物vs動物
どちらが勝ったではなく、共存してほしいな〜って思いますけどね〜、犬を飼っていて、子供がくるお教室をやっている身としては。
経験するところがほとんどなくて、学校でも教えなくて、お友達のお家の犬に噛まれていたら、まあ最初に威嚇しちゃうようになるんだな〜とこの頃は見てます。
なので、アシスタントドッグとしてお教室に入ることはほとんどなくなりましたね。
お教室初期メンバーは「犬が嫌いじゃないけど、好きじゃない」と言う子でも、上手にうちの犬とは付き合います。
そうだな〜先生んちの犬だし、出迎えてくれる仲間的な友好さが見えます。
ベタベタもしない。これ犬にとってはとても嬉しいんですよ。
私は自分の犬たちに子供と触れ合うことに関して無理を強いることはしません。
彼らがやると言うならやってもらうし、嫌だといえばやらせません。
どんな動物でも、習性を知ることでアクシデントに対応できる力を身につけることはできます。
身につけた方がいいんじゃないの?とこの事件を通じて思う1番のことです。
学校も教員が付いて下校させたと聞きますが、うちの近所、発生源の近くでは子供が一人で歩いているのを見ています。
まあね、学校の先生いたからってなんにもできませんけどね。
そのくらい犬は(このピットブルに限らず)本気を出したら、人間が力で叶うものではないことを知ってほしいです。
チワワサイズでもマジ噛みしたら、指がちぎれるんですよ?