川口市(鳩ヶ谷)で楽しくピアノ・エレクトーンが学べるお教室・グリーンライト音楽教室主宰清水南妃です。
シークレット選曲がほぼ終わり、10月から楽譜を渡し練習に入っていくのですが・・・
曲が大きいお姉さん、練習時間があまり取れない中高生はもう練習に入っています。
その中で「今やっている曲を仕上げたら渡すよ」と南妃先生に言い渡されていた生徒ちゃん。
やっとやっと楽譜を手にすることができました!!!
しかーし!!!
初めてのピース(その曲しか入っていないもの)で、しかもちょっと分厚い?!?!
それをみながら一緒にYouTubeを聞いてみました。
目が追いつかないので、視線が迷子になったら今の場所を指差しながら。一緒にね。
聴き終わって生徒ちゃん、声が出ませんでした。
そう、この子にとってこれは大きな大きなチャレンジ曲。
でもね、ここ2年くらいの頑張りをみているとチャレンジしてもらいたくなるんです。
来年は中学生だし。45分レッスンも受けているしね。しっかりお花の蕾をほころばせたい。
みつこ先生と南妃先生の協議を重ねて、いろんな曲を聞いた結果のこの選曲。
楽譜を渡した夜、まだちびっこだった時のその生徒ちゃんの演奏を聞きました。
公開していない動画がいっぱいあるんでね。
ああ。この頃は私の言う事なんてチーっとも聞かず「私は私の好きなように弾きたいのっ!」ってやってたっけねえ〜・・・
自分の心に素直で、ちょっと不器用で、ストレートに私に出してくれていた。
この子はうちの生徒ちゃんの中で一番私の雷を食らって、それでも頑張ってついてきた子なんだよね〜・・・とかね。笑
まだ2年生くらいの動画もありました。いやあ、ちっちゃ!可愛い!今は別の意味で可愛いんだけどね。
レッスンでしたアドバイスをテキトーにやってくれば当然怒られます。
やればできることをスルーすることがイケナイことだし、今の子供たちは学校ではしませんよね?
ここだったらお友達もみてないからいいや〜となる部分がどうしてもあるんです。
学校でも習い事でも「先生」の権限と威厳が失墜した今、子供たちが一番気にしているのは「友達」
ごめんね、南妃先生。アドバイスをちゃんと聞かない子には雷落としますよ?
それが聞けないようなら、この先社会に出てとてもとても苦労するからね。
楽器の練習はひたすら我慢と根性です。苦笑
練習自体はそんなに素敵なものではありません。
ですが、こうやってドキドキするようなチャレンジ曲を弾くこともできるようになるんです。
全部聴き終わった後、生徒ちゃんは一言も発しませんでした。
その表情に全てが現れていたと言っても過言ではありません。
大きくなったなあ〜成長したなあ〜・・・
毎日練習しているのにテキトーでゴンゴン怒られていましたからね。あはは。
私が「ステキでしょ?」って聞いたらいい笑顔で「うん」と。
「難しい」とか「ページが多い」とか「弾けないかもしれない」とか言いませんでした。
もうそのレベルまでこの子は成長したってこと。
その後、練習の方法は口すっぱく言いましたけどね、ええ。そこはね。南妃先生なんで。
大切そうに楽譜を抱え「練習時間増やさなくっちゃ。宿題さっさと終わらせないと。」とつぶやいていましたよ。
それが実行できるか?はわかりませんが(笑)そう思えたことがもう1つ階段上がっていますよね。
この生徒ちゃんはいやいやながらも毎日の生活時間にきっちりと「ここは練習時間」と組み込まれてきた子。
お保護者さんと本人で決めた時間。あ?お母さんが決めた時間か???笑
やっぱりね、そういう練習コンスタント組はこの高学年くらいでググンと伸びます。
下の弟くんの付き添いで来ているお母さんにこんなこと言っていたよ〜ってお話ししたら「ふふふ。やるんですかねえ?笑 ま、前よりしっかりやっている感じですけどね」ってちゃんと見てくれていらっしゃいました。
たくさんたくさん山を乗り越えて来た子です。
どうか、美しい演奏ができますように。
私達講師陣、全力でレッスンします。