「幸せの青い鳥」が美しい曲になったのよ

川口市(鳩ヶ谷)でピアノ・エレクトーンが楽しく学べるお教室、グリーンライト音楽教室主宰 清水南妃です。

10月なのに30度を越えた日・・

草加のしょうこ先生のところで行われた池田奈生子先生の新刊<The Blue Bird>のレクチャーコンサートへ行ってきました。

10時から4時までの(私にとって)長丁場のレクチャーコンサート!

でも、どうしても行きたい!頑張れ私!ってことで体調整え、行く気満々で起きたその日の朝・・・

なんと朝6時から1時間ごとに空砲が鳴り響き、発砲音や雷が大の苦手なうちの犬がガクブルとなり・・・

吐いたり下したりすることもあるので、もしやこれは行けないかもとしょうこ先生にもお友達にもメールを出して・・・

半ば諦めかけた(午後から行けたら行こうか・・)と思った矢先、呼吸も目も元に戻ってくれたので「ごめん!かーさんセミナー行きたい!めっちゃ行きたい!だから夕方まで頑張って!!!」と言い捨て、、車に飛び乗りました。

フッ・・・薄情なかーさんでごめんね。犬たち。

ってことで、作曲家の奈生子さんから直接「曲への想い」が聞ける大切な時間に参加できました。

 

午前中は1曲1曲に込めた想いや、アナリーゼ的なここでこうなってっていう作曲家ならではのお話。

ランチ挟んで午後は公開レッスンとなんと奈生子先生の曲としょうこ先生のお話のコラボ「この日限りの音楽物語」が!

奈生子先生がチョイスした自作曲にしょうこ先生がお話をつけて、娘ちゃんのゆうり先生のこれまたステキなナレーション。

 

もうね、盛りだくさんすぎて、最後の音楽物語ではうっとりと夢の世界に連れて行かれました〜。

 

チルチルミチル「青い鳥」のお話は読んだことあるかしら?

私はいつも傷をどこかしらに作って、遊ぶというよりは暴れていた子供だったけど本も大好きで、物語から伝記、ジャンル問わずいろんな本を読みました。

児童館の小さな図書室の本は全部制覇したんじゃない?って先生たちに笑われるくらい。

 

その「幸せの青い鳥」から創られた7曲。

表紙もこんなにステキ!

いつもお教室のその辺に置いてあるので、見つけた生徒ちゃんはステキー!とうっとり表紙を眺めていて・・・

いやいや。あのね、いつも表紙で止まるけど中の曲もとーってもステキなんだよ?

私「これね、ステキでしょう?弾くから聞いてて」っていう紹介の仕方が苦手で、子供達が用意している間とかにちょろっと弾いて「興味を示すかな?」と、みています。

興味を示す子とそうじゃない子、パッキリ分かれるのはいつもながら特徴的ですね〜。

まだまだ耳が育っていないってこと。

音楽は弾くものじゃなく、まずは聞くものですから。

ここは私の責任も大きいかな〜って思います。

 

私もこの曲集、さっくりと弾いた曲と深く弾いた曲、分かれます。笑

子供達に紹介しようと思って練習したのではなく、自分が好きだから弾いた。なので、偏りが出ます。

基本的にドスンと暗い曲とか怪しい曲が大好きなんでね〜。(見かけと違うんです。笑)

 

奈生子さんが弾いてお話してくれる曲紹介は本当に有意義で「ああ、ここはこんな思いで作られたんだ」とか、弾くテンポに驚かされたり!

北海道にお住まいという土地柄なのか?全てがゆったりされています。

奈生子さんと同じくらいのテンポで弾いていたものと、いやあ〜もっと速いわ〜ってものと。笑

その辺も直接お話を伺えるのがこのレクチャーセミナーの良いところ!大好きです。

あとね、音が最小限であることが私が奈生子さんの作品が大好きな大きな理由の1つ。

縦に楽譜を見ると、和音にすらなってないところもたくさんあります。でも1音じゃない。裏で違う音が鳴っている。

それを感じられるか?がこの曲たちを美しく弾ける1つのポイントなのかなと思っています。

響かせるけど、流れているんです、曲はね。

どっちかじゃダメだし。笑

 

公開レッスン・音楽物語で同じ曲を奈生子さんと違う先生が弾くこともありました。

これがね〜本当に解釈って面白いって感じる瞬間!

楽譜からどう読み取り、どう表現していくか?

違う曲を聞いているような感じにも陥る、解釈と表現の違い。

その演奏者のバックボーンの違いでもありますよね〜。

奈生子さんは「そうか!そういう取り方もあるんだね」といつも鷹揚な方です。

私がエレクトーンにアレンジしても「面白いからぜひやってみて〜!」とおっしゃってくれる方。

その部分も大好きなところなのです。

終わって大人気の奈生子さんサインコーナー。

後ろでは伝道師ゆうり先生のプチソロコンサートが始まっていました。

 

たくさんのお友達先生にも会え、笑ってくだらない話から、レッスンの話、いろんなお話をしてきました。

でね、ちゃんとサインもらってきましたよ。

幸せの青い鳥が透けてます。

なんかサインがあると子供達のテンションがものすごい上がるので、長らく待っていただいてきました。

奈生子先生、とっても人気者なんですよ〜。

 

幸せの青い鳥ってね、物語を知らない方は「青い鳥が幸せを運んでくれる」って思っちゃいますよね?

違うんです。

幸せの青い鳥はいつでもあなたのそばにいるんだよ?見えるか?見えないか?はあなたの心しだいなんだよってお話です。

私もまた読み返してみようと思っています。

良い児童書があったらお教室に置こうかな。

お教室のお姉さんたちでこの7曲を素敵に弾いてもらいたいな〜なんて思っていました。