小さなピアノの絵を書いてね・・・

川口市(鳩ヶ谷)の楽しいピアノ・エレクトーン個人教室、グリーンライトピアノ・エレクトーン教室の清水南妃(しみずなみき)です。

新年度レッスンが火曜日から始まり、新しい時間を忘れちゃう子、春休みで忘れちゃう子(笑)、学校ないのでぼんやりしちゃっている子・・・あれ?結局のところみんなぼんやり?な感じのお教室です。あはは。

まあ、来週からは学校も始まるし、また「疲れたーーー」っていいながら来てくださいな。

緊張する場では子供は決して「疲れたーーーー」なんて言いませんからね。それはそれでよし!なんです。

「小学生がなにそんなに疲れてんだよっ」と南妃先生に突っ込まれると、ぶうぶうな顔して「だってねーだってねーー!」と女子はものすごい勢いで反論をしてきます。

そんだけ言える元気がありゃピアノ弾けるわいと内心思うんですけどね(笑)子供達には子供達の言い分があるので一通り聞き「さ、やるかっ!」って声かけると「えー、やるの?聞いてた?話?」とかいっちょまえに言っちゃいます。

「聞いていたけれど、話している勢い見ててもまだまだやれるし、それにココになにしに来てんの?」と言われると、流石の女子たちも撃沈。笑

それはさておき。。

春休みなので穏やかなレッスンが多いのですが、普段からおっとりなピアノ女子が可愛いお話を聞かせてくれました。

パキパキレッスンが進むタイプではありませんが、自分がやるって決めたら彼女のテンポで頑張る子。

春休みの楽しいお話を色々と聞かせてくれた後に、この頃の学校の様子や流行っているものの話になり、そこから暇な時になにしてるって話になりました。

この子にはお姉ちゃんがいて、その送迎や練習につき添って一緒に行動しているのですが、待っている間は暇だそうで。笑

「でね〜私は見ててもつまんないし、やることないから、紙にピアノ書いているんだ〜」と。

私はピアノそのものの絵を書いていると勘違いしちゃったんですけど、違うよー!と。

「鍵盤書いてね、ちょっとだけ弾くの。でも鍵盤小さくて弾けないの。あはは〜。でもね、思い出して歌ったりしているんだよ〜」ってのんびり話してくれました。

ああ。この子の中にはこういう形でピアノや音楽がもうしっかり入っているんだなあって、しばしジーンと来ちゃいましたね、私。

お家練習はエンジンがかからないとあんまりやらないタイプ。

自分で「やろう」って思わないとほんと、あー・・・な感じで来る子。笑

でも、その割にはヘ音記号も読めるようになるのは早かったし(活用してない時も多々あるけど)楽譜読むのは早めなのは、もしかして楽譜をよく見てたのかな???弾かないで???

ほんと、みんなそれぞれです。

話してくれたことも、この子にとっては日常なので、それが「音楽が染み込んでいること」だとは気がつかないでしょう。

この染み込んだカケラがね、大人になっても音楽を楽しめる大きな1つになるんだよ。

ピアノを好きになってくれて、ありがとうって思うよ。

弾けたら楽しいけど、弾けるまではターイヘン!って言いながら、クラシックコンサートの曲も練習していたねえ〜。

そういう1つ1つの小さな積み重ねが、今のピアノの絵を書いて、その鍵盤で弾いちゃうあなたを作っている。

そのまま、ピアノが好きでいられるように先生も頑張るわーと思ったある日のレッスンでした。