ピアノ(エレクトーン)を続けるってなんの意味があるの?

川口市(鳩ヶ谷)の楽しいピアノ・エレクトーン個人教室、グリーンライトピアノ・エレクトーン教室の清水南妃(しみずなみき)です。

先週、グリーンライト音楽教室では作戦会議という名の「面談週間」でした。

あら、やだ!なんか言われるのっ!と思う方もいらっしゃるかしら?笑

私、講師側からはレッスンでの様子、昨年から今までどんな力をつけて来たか?また今後、数年間の見通し(学校生活など含めて成長と環境の変化)をお話しします。

保護者さんからはお家での様子、問題点、思っていることなどをお話しいただき、お互いに情報交換し、子供達のより良い道を探していくという作業の1つです。

なので、学校での面談よりはもうちょいくだけた感じかな?

何回面談をしても1番の問題に上がる「お家練習」・・・

これねーなかなかねーどうなのよー?ねえ、あなたピアノ(エレクトーン)習っているのにお家で練習しないってなんなのよーーーとお母さんの堪忍袋の緒は切れっぱなし!

隣の芝は青いじゃないけど、よそんちのお子さんはもっともっとやっているって思われている方が多いことをいつも感じます。

いやあ〜そんなことなくてよ?お母様たち。安心して(え?)

もちろんね、やっている子もいます。
一日のサイクルのココってお時間決まっていて、親御さんはそのお時間をブレさせない努力もしていらっしゃいます。
そういう作戦が通じる子ですね。うん。もちろん通じない子もいますね、うん。。。。。

サラッと読み流さないでいただきたいのですが、親御さんがそのお時間をブレないようにする努力をされている方が多いんです。

親の都合でテレビが見たくても、リビングにテレビがあったら録画しているとかね、一緒にいるけど親御さんは食事の支度しながら「ふふ〜ん」と聞いているとかね、なんとな〜くさりげな〜く見張りが付いています。笑

今のご時世、忙しいからそんなの子供に任せてご自分の用事したいでしょうに・・・

あとはね、コレが通じない子の例ですが・・・

「1日1回は弾く!」とまずはそこから決めているお家では、お子さんが忘れてて遊んでいると「あれ〜?今日、ピアノの音、聞いたっけ?お母さん?」と声がけしているそうです。

ちょっと前はそれでも「えーしたよ。」とか「あとで」とか「完スルー」とかいろんな技を繰り出して来たらしいですが、この頃は「あ!!!忘れてた!」とピアノに向かい、時に1回(笑)時に1分(笑)ごく稀に集中して弾けるまでとすこ〜しづつ成長しています。

ま、また何かあって崩れちゃうかもですが(子供は気まぐれなのでね)今はこんな感じって笑って話してくれるお母さんたちは、真っ向から戦うのはやめた方が多いです。

私ね、基本的にお母さんと子供が真っ向勝負してお母さんが辛そうにしていたら「ほっといていいですよ」って言います。

だってね、子供の習い事ですから。

でも、悩むお母さんはほっとけないから悩むんです。

それも理解して、でも言いますよ「ほっといてください」って。

ほっとくとね、本当に丸々1週間練習しないでレッスンに来ます。ええ。マジです。笑

親の干渉がなくなるといっときふわあ〜っと弾けて、な〜んもしません。ええ。マジ。笑

そっからが大切なんです。どちらにとっても。

ピアノ(エレクトーン)なんで始めたの?続けているの?

うちの在籍生でこの問いにはっきり答えられる子はほとんどいないかと思います。(高校生は別としてね)

練習の厳しさを知っている子で「ピアノ(エレクトーン)が好きだから」って答えられる子はとてもレアです。

「なんとなくぅ?」がたぶん一番多いかな?笑

なんとなくぅ?な子供たちを日々の練習に向かわせ、毎日毎日スキルアップさせるって本当に大変なことなんです。

「ですよねえ〜」ってうなづいているお母さん!あなたそれやっているんですよっ!もっともっっっと自分を褒めてご褒美あげてくださいっ!

向上心が強い子には毎日のことより、コレやったらこうなるよってちょっと近い素敵な未来を話してあげたり、曲を知ってもらったり・・・

うちにくるのが好きな子には、来たら「良いこと」も「楽しいこと」もあるけど、練習サボっていると先生にバレて・・
南妃先生だと怒られて、みつこ先生だと笑っているけどまるもらえなかったり・・・笑

練習しないでレッスンに行くって、一見無駄なようにみえますが、私たち講師の引き出しはそんなに浅いもんじゃないのでいろんなことができるし、アプローチできますよ?

そもそもね、無駄ってなんだろう?って考え始めると、音楽自体が無駄だし、究極、地球にとって人間は悪で無駄だしって話にぶっ飛びますからあ。笑

無駄がね、余裕とかゆとりとか心の安定とかを作っているんです。

ほら?タイトルの答えがちょろっと出て来ました。

うちのお教室を選ぶ方は(体験も含めて)ほとんどの方がブログを読んで、ホームページを見て、実際の場所を下見して「通えるか?」まで考えての体験レッスンを受けてくださっています。

その時に「ここならうちのちょっとマイペースな子もだいじょうぶじゃないか?」とお感じになるようですよ。笑

まあ、旗振っている南妃先生がかなり自由ですからね〜〜〜。

確かに「今、練習する」こともとてもとても大切です。

お子さんのことで行き詰まっている方、まずは顔を上げて深呼吸して空見ましょう。

なんで音楽やらせようと思いました?

なんでたくさんあるお教室からうちをチョイスされました?

ピアノもエレクトーンも大人が思う「結果」が出るまで膨大な時間がかかります。

だから、私はわかりやすい目安として10年とお話しして来ています。

今年、10年目を迎えている4名。

この中でほぼ毎日コンスタントに練習したのは1人だけです。笑

まあ、お教室として威張れたことではありませんが、他3名はチョロチョロと練習しながら「なんとな〜く」続けて来た子たちです。

エンジンがかかり始めたのは中学生になってからかな〜・・・・・気が長いなー・・・私・・・

でもね、弾けますよ?うちの子たち。笑

そりゃあコンクールとかのレベルでは全くありませんが、趣味として本人たちが楽しそうに弾けるところまでは来ています。

練習してこない時には、一緒に音を取って「ほら、コレで弾けるでしょ〜」ってやったり、学校でなんかあって弾く気分じゃない時は音楽の話をしたり、その「なんか」の話をしたり、でスッキリしたから弾いたりね、様々な音楽の時間を過ごして来た子たちです。

お家で弾いて来てまるもらうだけが音楽じゃないからね〜〜〜。

逆にそればっかだと、ものすごくつまんなくなっちゃうからね〜〜〜!

続けるってことは大変で、とても偉大です。

今年の面談で多く出て来たワード「居場所」

コレが本当の意味で威力を発揮する時は、お子さんがかなりのピンチの時なんです。

ピンチになってから、探しても居場所はなかなか見つからないんです・・・

学校の先生とは違う、かなり長期間、その子の成長を親御さんと一緒に見守り、育てて行く音楽教室。

お月謝もったいないって思う時期もたくさんあると思います。ええ。
でもね、レッスンではみっちり音楽の色々を得ていますからね。

続けるってね、弾けるようになったり音楽の知識が増えたり、小ネタが増えたりするのはもちろんですが、大きな意味で居場所ができ、お母さんたちも息を抜けるお時間ができるってことでもあります。

今回の面談は本当に苦しんでいるお母さんが多くてね、聞いていて辛かったです。

頑張っていてね、ほんと頑張りすぎちゃっているほど頑張っていて・・・

んーとね、子供ってそんなに手を出さなくても、逆に手を出さないほうが時間がかかって大変だけども、自分で道を見つけるんですよ。

まあ、その前にあちこちにガンゴンぶつかって傷だらけになりますが、そうやって見つけた自分の道は確かなものになるのではないかな?と感じています。

お母さんたち、頑張れー!でも、テキトーにねっ!笑

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