人の演奏に合わせるということ

12月のレッスンも最終週に入りお疲れMAXなのは・・・

川口市(鳩ヶ谷)の楽しいピアノ・エレクトーン個人教室、グリーンライトピアノ・エレクトーン教室の清水南妃(しみずなみき)です。

いやあ〜、経年劣化している目とか腰とか腕とか足とか様々なところがキツイですね〜。って仕方ないですけどね。発表会前ですから。発表会前の先生たち、みんなこんなもんです。

そんな中、お教室では連弾・アンサンブル・ファミリー連弾の合わせ練習が始まっています。

まだまだ自分のパートもヨチヨチで弾けなくなってフリーズする組。

お子さんのレッスンに一緒に来てくれて、合わせ練習を一緒にやってくれるファミリー連弾の親御さん。
最初バラバラだったのが、次第に音が合って来て二人でにっこり。
最後までできているわけではないけれど、なんとなくコツを掴んでもらえたかしら?

冬休み終わったらすぐにリハが合ってそのあとは3回しかレッスンないよ?と何度も言っているけど、一向に練習が進まない組もあり・・・

なんとかかんとか最後まで(途中誰かしら音抜けするけど)たどり着き、最後の音を離した瞬間「おおおお!!!」と歓声が上がる組。

お教室はいつにも増して悲喜こもごもです。笑

さあ、みんながんばれー!

それを総じて見ている(聞いている)南妃せんせーは「みんな合わせるってどんな風に思っているんだろうか?」と常々感じます。

私はね、合わせるって人の音に自分の音を添わせることだと思っていますし、生徒ちゃんと弾く時も大人と弾く時もそうやって演奏しています。

だからね、生徒同士で弾くときは最後までできないけれど、レッスンで私が弾くと最後まで通るんだよね〜

でーもーさー・・

それじゃいつまで経っても「独りよがり」の音をだし、演奏をしていることになるよねえ〜。

それって全然連弾でもアンサンブルでもないし。

連弾・アンサンブルのレッスンをしていると、だいたい数回合わせていくとお互いの音を意識し合わせようとし始めるんですが、それが全く出てこない子もいます。

ほんと色々なんですよ〜。

お母さんといつも弾いている子たちはどうしてもお母さんの演奏に慣れていますから、お友達や先生の演奏に合わせるのがちと大変になります。

お家でやって頂けている分、構成は理解しやすいですが、そういう弊害も出て来ます。

だから「連弾とかアンサンブル嫌い!」となっていく子も多い。苦笑

それって「人とは合わせられない!」と言っているのと一緒なんだけどねえ〜?

まあ3年生くらいまでは仕方ないなーとは思います。

心の成長や身体の成長を考えても、合わせるという力はあまり育っていない。

冒頭写真のうちのエレクトーン姉妹。

今回初めて「エレクトーンアンサンブル」を経験します。

もう高校生だしね、二人ともあまり人の言うこと聞かないしね(笑)基本、好きな曲やっていますし、好きな感じでレッスンしています。

練習もそんなにエンジンかかっていないので「この日に合わせるって決めたいです。じゃないと練習しないから」と。笑

にゃんだと?笑

もうどこまでも笑わせてくれるわー。

って事で、まだ最後まで弾けていない状態で「ここまで」の制限付きでの合わせをやりました。

この曲、リズムは小さな音で「チーンチーン」としか刻んでないので、ほんとに聞こえない。
二人とも「きゃー聞こえないー!緊張するー!」と言いながら始まりました。

で、私。正直、舌を巻きましたね。
二人とも合わせるのがうまい。

呼吸感です。

欲しいところに欲しい音を相手にぽいっと投げられる。
そして受け止められる。

ここは私のところ、ここはあなたのところ。

苦笑いしながら「これは私が教えたものじゃないぞー」と思っていましたけど・・・

小学生の時はほんとに練習しないでレッスンにニコニコ来た子。
そして中学生で二人とも吹奏楽部へ。
これ、とても大きかったと思います。
もちろん、そのおかげで(笑)エレクトーンはぼちぼちしかできませんでしたが、こう言う形で昇華するのかと恐れ入りました。

あとね、エレクトーンって一人でいろんなことして完結する楽器と思われがちなのですが、今はデータというものを使用することが多く、それに自分の演奏を合わせることも多いです。

そのあたりもあるのかなーっと。

練習はぼちぼちだが、音楽性を豊かにしているふたり。

高校生で妹ちゃん部活もあり、リハも来れる日があるのか?くらい忙しい。
本番しかふたりの演奏は聴けないかもしれません。

鍵盤楽器を演奏する人はほんとに呼吸しない人が多いです。

なぜなら呼吸しなくても指は動いちゃうし、弾けちゃうからね。

今回、ピアノの子でエレクトーンを弾く子たちは南妃せんせーに小うるさく言われています。

「ここでふわっと指をあげないと、音がきれないよ?呼吸できない苦しい演奏になるよ?」と。

ピアノだってね、呼吸してる演奏をそうじゃない演奏は雲泥の差なんだよ。

合わせるってね、呼吸なんだよ〜。

来年の新規生徒募集は早くても2月終わり、3月くらいから再開いたします。
グリーンライトピアノ・エレクトーン教室にご興味持たれた方は、もうしばらくお待ちいただけるとありがたいです。