子どもがピアノ・エレクトーンのスランプを抜け出す時

川口市(鳩ヶ谷)の楽しいピアノ・エレクトーン個人教室、グリーンライトピアノ・エレクトーン教室の清水南妃(しみずなみき)です。

川口市は他の地域より少しゆっくりで、8/24から学校が始まりました。
昨年と比べたらたった3週間の夏休み。
全国単位だと、1週間ちょっとしかなかった地域もあるので、まあちょっとは遊べたんだろうか・・・

そもそも・・・子供の夏休みは遊ぶために存在するものだけどなあ・・・

前進 25のブルクミュラー

昨年秋くらいから気持ちも演奏もスランプに入った、現在小5のピアノ女子

やっとこの子が持つ、優しくて静かで、でも華やかな本来の音を聞かせてくれました〜!ブラボ〜!

元々、芯はしっかりしていますが、優しくちょっと甘えん坊さんで、言われたことはきちんとやりたいし、やれる子。

その間、グリフェス(グリーンライトミュージックフェスティバル・発表会)も入ったので、本人が一番苦しかったのではないでしょうか。

基本的に子供たちがスランプと呼ばれる時期を抜け出す時は「自力」です。

大人にはなんだかわかんないけれど(子供本人にもよくわからないけれど)なんか気分良くなってきたー!がほとんどです。

で、ここでブログ終わっちゃったら、な〜んにも得ることないので、もうちょっと書きます。笑

よくね、うちの保護者さんは立ち話的に「せんせー。また練習しなくなりましたあ〜」とか「毎日(時間を決めて)弾いているんですけど、練習曲ってアレですかねえ?ずっと同じなんですけど?」とグチってくれます。笑

練習ってーのは楽器やるなら絶対的に必要なモノ。

ただ、学校の宿題やお家のお手伝いと同じで、子供たちにとったら「今やろうと思ったのに!」的な位置づけでもあります。

そこんとこ、踏まえてくださいね。ここ、大切です。

そこで「やらせよう」という圧力は、最終的にあまりいい結果を出しません。

でも、黙っていたらやらない、お母さんの精神衛生上、よくない・・・いらあ〜と爆発しますねえ。

うちのお教室では「保護者さんは応援団でいてください。子供達の最強の応援団でお願いします」と話してあります。

応援団は「頑張れー」「うわあ〜もうそんな弾けるようになったの?」「この頃、聞いてないよ(練習)聞きたいな」ということはあっても「聞かせろ!」「今だ!すぐだ!」とかは言いませんよね?

どの年代であっても、この「応援団」って気持ちが1つとても大切かなって感じます。

グチられても(笑)真剣に相談されても、私の答えはほぼ同じ「ほっといてくださいな」なんですよ〜

自分で自分のできないモノに向き合う力がなくて、どうやって音楽やっていくんですか?
どうやってこの先の長い人生、生き抜いていくんですか?

だいたい子供たちがスランプに落ちる時は、講師側から何かしらの大切な直しが入っている時が多いです。

この動画の子は「指」でした。

本人が本当の意味で自覚して、それを認めるまで何ヶ月もかかっています。

そこから更に「指の形を気をつけながら」譜読み、正しい音で弾く、正しいリズムで弾く、おやすみはただの休みじゃない、そしてブルクミュラーの醍醐味である表現。

どうです?

まだ小学校5年生がこんなにたくさんのことをたった1分半の中に盛り込んでいるんです。

その間、レッスンでは「指」というワードが頻繁に飛び交うので、そりゃあ〜ご機嫌も悪くなるってもんですわな。あはは。

山あり、谷ありの約1年間の中で、この子は悔しい思いをたくさん抱えてここまで到達しています。

親バカならぬ、先生ばかの私は絶賛しか思い当たる言葉がありません。

スランプなんて誰でも経験します。

誰でも弾けない時期があります。

子供はそこら辺は単純なので、できなければやらなくなります。

その対処法は、その子その子でも違いますし、そのバックボーンである家庭環境でも変わります。

だからね、ひとりで悩んでいたらダメなんです。

そのために先生がいるんです。

基本、子供たちは強いです。

うちの保護者さんはグリフェスと呼ばれる発表会で、その強さを見ているはずです。

発表会前の1週間、うちのお教室はおやすみです。

講師たちの発表会への準備期間であると同時に、生徒ちゃんたちが自分の曲としっかり向き合う時間でもあります。

大丈夫。みんな、ほんとしっかり向き合って本番を迎えます。

スランプの先にはほんといい演奏が待っています。

みんなガンバレ!

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