ピアノ(エレクトーン)を続けた先にあるものは?

川口市桜町にある楽しいピアノ・エレクトーンレッスンをしている、グリーンライトピアノ・エレクトーン教室の清水南妃(しみずなみき)です。

ピアノ(エレクトーン)を続けた先に何があって欲しいですか?と聞かれたら、ほぼ全員の保護者さんが「趣味程度に楽しく弾けるようになってほしい」と答えると思います。

あと、この頃うちの保護者さんたちに多くなった答えは「音楽やここ(教室)がこの子を支えるものであったらいいな」と言うのもあります。

それはある程度、年齢が上がってきて、在籍年数が経たないとわからないことなのかも?と感じています。

ただね、「趣味程度に弾けるようになるまで」が10年以上かかるということは、習い始めでは10人中1人もご存じない事実でもあります。

今日はそのお話を書こうかなと思います。

うちの保護者さんには耳タコの話ですが。笑

ピアノ(エレクトーン)などの楽器の習い事は、薄紙を毎日毎日積み重ねて行くようなものです。

レッスンに来れば弾けるようになるというものではなく『お家でどれだけ先生が言ったことをやろうとするか?』にかかっていると言っても過言ではありません。

ああ・・・最初からハードルがあがっちゃった!笑

でもね。人間ですから・・・

良い時もそうじゃない時もあるって先生たちは自分の人生を通して知っていますよ。

『レッスンで言われたことをやって次のレッスンの時に見せる」が基本。

大人はその練習環境やどうやったらその練習がやりやすいか?を作っていくだけ。

やるのは子供です。

遊んでおうちに帰って、速攻練習に励める子はほぼいません。

これは高学年でも中学生でもほぼいません。

「リセットの時間」が必要です。

動きから動きの間に、大人たちも気にしていないけれどリセットの時間を作っている方が多いです。

そのリセットの時間がないと生活自体がものすご〜く疲れるんです。

お子さんがダラダラ(しているように見える!)していたら「タイマー自分でかけて動こう!」と『なるべく』お子さん自身が自分で動けるように促していくという、親の耐久レースみたいな行動は必要かな?とは思います。

怒ったっていうこと聞かない・・・高学年の親御さんからよく聞く言葉です。

ピアノ(エレクトーン)という習い事、かなり『親の耐久レース』的な部分は多めです。

練習時間を管理しないで練習に取り組める子はまずいません。

その耐久レースに勝ち抜くと、今、在籍中のうちの中高生たちや大学生になって来ていませんがその子たちのように「自分で楽譜読んで弾ける」レベルに到達します。

そう!ここまでやってやっと「趣味レベルの曲を自由に弾ける」ようになるんです。

一応、目安として10年って言っていますが、その10年をどう過ごすか?で結果は大きく差が開くのは当然のこと。

毎日、薄紙を重ねてきた子は物凄い高く薄紙が積み上がっています。

レッスン前にちょっとしかやってない、もしくは好きな曲しかやってない子はそれ以上に積み上がることはありませんよね?

それは大人になれば誰しもが知っていること。

努力しないで得るものなんて、どこにもありません。

自分で楽譜を読み、自分である程度まで曲を弾けるようになって始めて「弾けるようになった」と先生たちは思っています。

その前段階で先生たちがいう「弾けたね!」は「この曲が弾けたね!」であって、いろんな曲が弾けるようになったねではないんですよ〜。

でも「この曲上手に弾けたね!」が積み上がっていく先が、楽しく弾けるという未来なんです。

というように、弾ける、弾けないは毎日の積み重ねですが、ピアノ(エレクトーン)を続けていくともう1つ、社会に出てから役立つアイテムを手に入れることができます。

それは・・『本番力』

ここぞ!って時にがんばれる力が付きます。

これはね、発表会やコンクール出る子たちには必ず付きますと断言できます。

何ヶ月も練習して、たったの1回しか弾けない本番の舞台。

みんなある程度年齢が上がってくると「怖くて」「ドキドキして」「逃げ腰になって」・・

でも、舞台袖で「よし!」と気持ちを決めて舞台中央に歩き出します。

その瞬間は私たち先生は音楽家として、これから頑張る小さな音楽家に敬意を表して送り出しています。

その子が自分で決めて、たくさんの不安を押さえ込み「一歩」を踏み出すのを見守るのが先生の役目です。

そしてその演奏がどうであれ、その「一歩」を踏み出し自分で弾いて来たことに賞賛を送ります。

その「一歩」がとてつもなく大変なのを知っているからです。

終わった演奏にあれこれと言うことはないですね〜。

「ここがうまくいかなかった〜!」と自己反省会をする子には後日レッスンでお話ししていきます。笑

いかがでしょう?

ほんとはまだまだあるんです。笑

他の習い事と一番違う点は長年やれる親子だけが弾けるという力を獲得できるってこと。

よく聞く「小学生の間だけ」とか「受験するから習い事は全部おしまい」ってやっている親子には残念ながらこの力はピアノからは獲得することはできません。

受験後、復帰して来ていますが、子供の1年は大人の数年分です。

まあ、そう簡単に元に戻らないし、それ故に子供たちも大変です。

まあ、その辺りはまた後日書きましょう〜

「そんなこと!先生たちの収入が減るから言ってるんでしょう?」の類の言葉も聞いたことありますし、ネットにはたくさん書かれていますよね。

先生たちのポイントはそこじゃない!

「預かった生徒ちゃんは全員ステキに弾けるようになってほしい!」と言う思いでいつもいつもレッスンしています。

でね、収入の心配はだいたいの教室が減ったら入ってきます。笑

減った分を取り戻せない先生は、それはそこの努力が足りてない。

先生という人種はその薄紙を乗せる努力を延々と今も続けて来ている人たち。

なので、努力することが自然で当たり前なんです。

さあ、お子さんにどんな力をつけて社会に送り出したいですか?

学生生活は大学に4年行ったとしてもたった16年。

その中で何を学び、どう生きる力をつけて欲しいですか?

ピアノ(エレクトーン)の習い事、本当に山あり谷ありだと思います。

が、それだけに頑張った後に得るものは大きいです。

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