どこまでが初級でどこからが中級?

川口市で楽しいピアノ・エレクトーン教室をやっています、グリーンライトピアノ・エレクトーン教室の清水南妃(しみずなみき)です。

ポピュラーの楽譜購入を保護者さんたちにお願いするときに、ちょいちょい聞かれるので参考になればと思い書きます

各先生方によっても見解は違うと思いますので、最終決断はご自身の先生にお尋ねしてくださいね。
だいたいの目安になればと思い書いています。

ピアノの場合

入門はバイエル真ん中くらいの力が必要かな?と感じます。
オルガンピアノだと2巻後半くらいかな〜

そしてすごい差がありますね、楽譜に。

どれみがふってある楽譜も多いので、譜読みをしっかり教えたい生徒には不向きです

アレンジによっては子供向きじゃない(手をかなり広げる)ものもありますので、楽譜選びは注意が必要ですね。

入門初級とよく区切ってありますが、初級はブルクミュラーまでが初級扱いですから、かな〜り幅が広いわけです。

今、え?と思った方、多いかと思いますが、ピアノ世界で初級の終わりはブルクミュラー終了程度です。

ここが一般の方と先生たちの認識が大きくずれているところでしょうね〜

なので、ブルク終わった程度だと「大人になった時に再開してかなり四苦八苦する」感じになります。

ソナチネが真ん中くらい、やツェルニー30番が割と楽に弾けるようになってからだと、再開しても勘が戻るのが早いですね。

あとは譜読みですよね〜・・

譜読みが速いと圧倒的に有利です。

それにはレッスンで数曲どんどん進んでいかないと「目」が慣れませんので、速くはなかなかなりません。

文章と同じです。

数見ていれば慣れていきます。

うちの教室は今

音符ビッツテキスト

オルガンピアノ1・2・3、バーナム併用、ハノン途中で導入
(オルガンピアノを使わず他のテキストを使用している生徒もいます)

ブルクミュラー(出来そうな生徒はプレインヴェンション)ツェルニー30番

ソナチネ・ツェルニー40番に上がれるかな?・インヴェンション

その後は各生徒と相談しながらやっていく

こんな感じです。

もちろん入会する時の年齢は個々で違いますので、その辺りは調整しています。

ね?やることいっぱい。笑

この順番を見ていても、初級期間がとても長いこと気がつきますでしょう?

この基礎をしっかり入れる期間ですっ飛ばすと、後で痛い思いをするのは弾く本人なので・・・

やることはいっぱいありますが、1つ1つ階段を上がっていきますのでレッスンで言われたことをお家練習で頑張れればできるんです

エレクトーンの世界はまた違います

6級が境目です。

6級の曲がチャチャっと弾けるようになり、5級の曲がまあちょっと頑張れば弾けるようになったくらいが中級。

5級グレード受けられるくらいになり、4級・3級程度の曲も四苦八苦しながら弾けるのが上級かな。

そういや、エレクトーンの生徒たちはあまり初級とか気にしないですね。

まあ、テキストにグレート書いてあるのもありますが・・・

エレクトーンの場合はやはり大きな境目は5級なので、そこは気にならないのかもしれませんね。

趣味でって方でも大人は昔の叩き込みがある方が多いので、弾ける人が多いのもエレクトーンやっていた人の面白い傾向かな?

うまいとかではなく、久しぶりの復帰でも割と弾ける人多めですね〜。

ピアノはそこのレベルまでなかなか到達できないのかな?と感じたりはしますね〜。

音楽を体で覚えているレベル・・・

ピアノもエレクトーンも初級と中級、かなりの差があります。

教える側の先生としては「せめてソナチネ上がって軽く弾けるようになってから辞めてくれ!」と言うのが本音。笑

その後の世界がまるで違うから・・

それを肌で感じているから・・・

なので「中級」ってちょっと弾けるレベルではなく、一般の世界では「すごい弾ける人」も含まれます。

で、わりと中級レベルまでなかなか到達できないのも本音です。
でーもーねー。中級は努力でなんとかなるんです。
上級に手をかけるのも努力でできる。

ただ、上級に乗っかりそこに居続けて、磨いていくのは努力だけではなんともなりません。
そこで始めて「センス」って話になるんです。
センスは好き嫌いではなく、その曲を自分で弾き込んでものにする力です。
努力不足をセンスというのはちと首を傾げます。

音楽系YouTuber様たちはもれなく上の上級者様です。(少なくとも私が聴いている人たちは)

初級時代、長いです。

気持ちが上がったり下がったりします。

それにずっと付き合っていくのが先生とお家の人たちの使命だと思います。(ほんっと大変だけどね)

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