川口市で楽しいピアノ・エレクトーンレッスンをしております、グリーンライトピアノエレクトーン教室の清水南妃(しみずなみき)です
私は音楽の世界に進学を決めたのは高2だったので、とても遅い方でしょう。
小1から楽しいだけのエレクトーンをずっとやっていました。
中学入って、自分の希望でピアノを併用しました。
ただピアノが弾けるようになりたかったから・・・
ただその時に恩師に言われたのは
「ピアノのスタートとしては遅すぎる。なので、半年でバイエル終了。ハノンは半年でここまで。半年後にそこまで到達してなかったらそこで私は指導は降りる。だから頑張りなさい」でした。
もう1回書きますが、その時の私は普通の生徒で音楽関係への進学なんぞ、ミリも考えていませんでしたよ?
もう1つ言わせてもらえば「ピアノも弾けるようになりたいなあ〜」くらいのノリでしたよ?笑
エレクトーンは当たり前のように今まで通り。
プラスピアノでした。
ピアノ始めて思ったのは「みんなこんなのやってんのかい!!!」でしたねえ。
エレクトーン出身者アルアルですが、打鍵したところで小指の音なんて3ヶ月くらい出ませんでした。
「出なくてもいいから弾き続けなさい」が先生からの指示でした。
エレクトーンはかなり弾けるようになるまで、左手はコードという和音を弾くのが当たり前で、ピアノのようにバラバラに使うことはほぼないです。
なので、左手の指をバラバラに動かすことがほんと難しかった・・・
ブルクミュラーになっても、仕上がって丸をもらっても、次の曲は「初見でその場で両手で弾く」でした〜あはは〜
ハノンは大好きだったので結構練習していきましたが、ツェルニーに関してはほんと本を捨てたいほど嫌いだったので、ちょいちょい忘れたフリとかしてとぼけました。
そうしたらとうとう先生のお家に「私のツェルニー」が置かれるようになったほど・・・
「そんなに忘れるなら、レッスンで初見で弾けばいい」と言う先生の力技一本!でしたね。笑
3年間でソナチネまでいきました、いけました。ほんと先生のお陰様で!!!
これ読んでいて厳しい〜〜〜!と思った方も多いかもしれませんね。
でも・・・
だから・・・
途中で8年ブランク作っても復帰して、そこそこピアノが弾けているんですよ。
(上級のピアノは無理ですけどね〜)
嫌いなものはやらない性格の私をよく読み、逃げを打たせなかった恩師の力技と粘り勝ちです。
当時はものすご〜〜〜く嫌でしたけれどね?笑
弾ける今、ほんと感謝って文字が薄っぺらく感じるほど深い感謝と強い愛情を感じています。
どこで何を頑張るか?は人によって違います。
先生の立場である私がこういうことを書くと「だって他のことはしてないんでしょ?」と思われがちなので、あまり書かなかったんですが・・・
うちは両親共働き家庭だったので、お買い物・妹の保育園のお迎え・ご飯作り・塾2つ(×週2)やっていたんですよ〜。
練習いつするの?でしょ?笑
夜ですよ、夜中。
ヘッドフォンつけて夜な夜な自分の部屋でガタガタ鍵盤の音をさせていました。
これ中学生時代です。
高校になったら、ここに水泳復活(週4・アホか?って話です)部活マネ(1年で退部)レッスン後2つ増える。(高校では塾は行ってない。でも夜遊びを覚えた!笑)
もう笑い話レベルですねえ。
当時、音楽やエレクトーン・ピアノがすんごい好きだったのか?と聞かれたら、いやあ〜ルーティーンだったと思います。
あと、私の特性として「知らないものを知るのが楽しい!」が大きくあります。
でも、一番はこの目の前の曲に負けたくないって気持ちだったと思います。
弾けるようになったから音楽の道に進んだのではなく・・・
消去法で残ったのは「水泳」と「エレクトーン」だっただけ。
で、もし仕事にしたらどちらが長く出来るか?と考えて、エレクトーン、音楽の道を選びましたね。
勉強していい大学に行って安定の企業に就職するという選択肢は私の中で皆無でした。
小学生の頃から大勢の意見に同意ができなく悩みましたし、苦しみましたので。
今も個性の時代と言われている割には、それが通用するのは小学生時代くらいかな〜。
やはり日本人の特性として「同調する」ということは社会に出るにあたって絶対の必須科目のようです。
自分がこのような人生を歩いてきて感じるのは
「やるって言ったことはやり抜いた方がいいよね。もちろん苦手なこともあるけれど、逃げを打つくせをつけない事は大切かな〜」
ということ。
子供たちの「やる」は親に促されて言うものから、その時は「やる」だったり、本当に「やる」だったりと千差万別。
「やる」って言ったものを最後までやらせるのには、こちら大人側も心で涙しないといけないことがたくさんあります。
発表会前に練習が進まない生徒ちゃんとレッスンするときは、ほんと毎回心の中で涙しています。
こんな厳しいこと言いたくない。けれど・・・葛藤の日々です。
「私のツェルニー」を教室のピアノの本棚に常備してくれた(?)恩師もきっとこんな気持ちだったんだろうな〜と、先生になって初めて思いました。
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